この間はシングルモルトスコッチウイスキーのラフロイグをとりあげてみましたが
今日はバーボンウィスキーの話にします
池澤夏樹の「マシアスギリの失脚」
という小説はご存じですか?
内容的にもすごく面白いのですがそれは省いて
そのなかにケッチとヨールという男たちがでてきて彼らは
「二人でいるだけでうれしくて」というゲイなのだがそんな彼らが
「本当にI.W.ハーパー12年というのは傑作ですね」
「喉の内側を撫でてくれる」
「僕は君がそばにいて、それでこれが飲めれば、あとは何もいらない」
などと言うのです
物語の中でこの二人は脇役でありハーパー12年も小道具にすぎないのだが
読みおわってからの存在感はいつまでも印象に残る
今これをかきながらも自分がハーパー12年を飲んでます
今宵バー619のカウンターでお待ちしております